勤続6年目で休職した国家公務員が休職のあれこれ話します

霞が関で自分を見失った公務員の休職日記です。

自己紹介 と このブログを書き始める理由を少し。

はじめまして。けばうと申します。

わたしは、★省所属の国家公務員一般職6年目で、来年度からは主任級に上がる年次です。

地方から本省に出向し、霞が関で勤務していたのですが、題名にもあるとおり、1年ほど前に出向先の職場でパワハラに合い、現在休職中の身分です。

また、先月には1年間の休職期間が満了し、今月からはついに無給の休職期間に突入しました。

 

さて、休職する以前がどんな様子だったかというと、キャリアアップのために早めに出向経験を積もうと自ら出向を希望するほど、やる気に満ち溢れた公務員でした。

(もし、こんなことになるなんて微塵も思っていない希望に満ち溢れた当時の私にアドバイスできるなら、「キャリアアップは二の次でいいから、やめとけ」の一言を送ります)

 

話は戻り、出向先の本省でも、そのやる気はそがれることなく、毎日長時間の残業もどうにかこなしながら、「すべては自分の糧になる!」と超ポジティブシンキングで乗り越えるストロングスタイルを武器に、一生懸命働いていました。

 

そんな真面目働きマンが、急に休職を言い渡されるとどうなるか。

 

右も左も前も後ろも、今日のことも、明日のことも、何もわからない、考えられない状態で、日常生活がままならないのです。

 

今まであれだけ自分の時間が欲しい、寝たい、ぼーっとYouTubeを見たいと思っていたにも関わらず、

いざ休職となると、業務から離れている不安感、同僚たちへの罪悪感、社会の流れに取り残される不安感に取りつかれて、好きなことをするどころか、自分を失うような感覚に陥ったのです。

 

こうした気持ちは、休職期間を1か月過ぎたころから、より一層強くなりました。

「休職期間を、どうやって過ごせばいいのか」

「職場に迷惑をかけた罪悪感をどのように昇華したらいいのか」

「こんなに休んでしまって自分のキャリアがこれからどうなってしまうのか」

 

今覚えば、自分の頭でいくら考えても答えは出ないので、ただぼーっと心が落ち着く過ごし方をしていればよかったのですが、当時はこうした不安感が24時間付きまとい、在職時以上に不眠症になっていました。

 

そんな目の前真っ暗状態で、日常生活もままならない中、自分の心の安寧を求めて、ただひたすらに読み漁っていたものがありました。

 

それが、同じ公務員の方が書いた休職経験談のブログです。

 

初めは、自分と似たような肩書きの方だけを選んで読んでいましたが、絶対数が少なかったため、徐々に地方公務員の方のブログなども読むようになりました。

 

当時読んでいたブログの存在は、確実にあの頃の私を救ってくれましたし、

辛い状況の中、「少しでも何かの役に経つかもしれない」と経験談を書き記してくださった先人たちの心意気には、感謝の気持ちしかありません。

 

このような経緯から、私自身ようやく休職期間に慣れてきて、冷静に当時を振り返れるようになった今、

いつの誰にどれほど読まれるかはさておき、備忘録程度にこれまでの経験を書き記そうと思います。

 

意図せず休職状態になってしまった方や、現在休職中でこれからどうなっていくのか不安に感じている方が、少しでも気が楽になるようにと願っています。

 

けばう